2008年12月27日土曜日

二酸化炭素をどれだけへらせばいいの?

NHKで「石油1億6千万年の旅」という番組が放映されていました。

今日はこの内容の中からお話します。

http://www.eco4u.jp/url/oil-journey1/

石油ができるには、いくつかの条件がそろっている必要がありました。

それは、海、植物プランクトン、地下の圧力、温度、そして周りの岩石の構造で
す。

中でも、植物プランクトンの死骸が堆積してできる黒色頁岩と、貯留岩、キャップ
ロックといわれる帽岩、そして背斜といわれる構造があると、黒色頁岩の中の炭素
が分解されて、それを高圧力で覆いつづけることで石油が生成されるのです。

この構造が最も広範囲にあったのが中東地域です。


○石油が生成されたプロセス
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石油は次の長いプロセスを経て、生成されたといわれています。

(1)火山の噴火によるCO2と硫黄酸化物(SOx)の大量排出

↓

(2)大気中のCO2濃度が高まり、温暖化

↓

(3)海水温が上昇し、大量の冷水と酸素を送る海流が停止

↓

(4)海水温上昇による水分蒸発

↓

(5)水分蒸発とSOx による酸性雨が地上に大量に降る

↓

(6)地上の栄養分が大量に海へと流される

↓

(7)海面では、栄養分と水温上昇で植物プランクトンが大量発生

↓

(8)海流停止による酸素欠乏で、植物プランクトンが死滅

↓

(9)植物プランクトンの死骸が海底に堆積

↓

(10)長い時間かけて石油が生成


石油の生成は植物プランクトンの死骸から生まれたのですが、では、なぜ植物プラ
ンクトンが大量に死滅したのか。

そこには、火山の噴火から始まる、壮大なストーリーがあったのです。

そして、このプロセスは最後にもう一つ「あること」を引き起こします。

火山が噴火して大量に撒き散らされた【炭素】はどこへいったのか?


植物プランクトンは光合成で、大気中のCO2を吸い、体内にとりこみました。

そして、そのまま海中に堆積し、石油になったのです。

大気中のCO2濃度は下がり、温暖化は収まりました。


↓

(11)温暖化が収束し、大気温が低下した

となります。

ここが重要ですので、繰り返すと、【石油が生まれたために、温暖化が収束し
た】ということなのです。

1億6千万年も前に、温暖化を引き起こしたCO2を吸収し、固定化させたのが石油で
す。

石油は温暖化を収束させました。

しかし、それから1億6千万年後、その石油を掘り出し、そして掘りつくそうとし
ているのが、私たちです。


地球は人間のことなどつゆ知らず、温暖化に向かっています。

このままいけば、1億6千万年前に火山が引き起こした状態を人間が作り出し、そ
して、そのために人間にとって非常に苦しい世界となるのかもしれません。


私たちはもう少し、歴史に学ぶべきではないでしょうか。

http://www.ecoichi.com


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