2010年5月2日日曜日

いつでも、どこでも

一昔前か二昔前の日本であれば、日々の生活と食料の生産は近い関係に
ありました。


 【生活−生産者−自然】

 【生活−店−生産者−自然】


くらいの関係でした。

食事を食べるときに生産者の顔が見えるくらいの関係です。

ところが、物流が高度化し、サービス業が増え、経済力が高まり、
食料の輸入率が増えてくると、この関係はどんどん離れてしまい、


 【生活−店(接客)−店(調理)−流通−商社−加工業−生産者−自然】


くらいにまで遠くなってしまいました。


昔であれば、わざわざ教えなくても、「いただきます」といえば、
食料を育んだ自然や農業や畜産業の方、そして食事を作ってくれる親に
感謝するということが、肌身で感じられたのでしょう。


ところが、現代では、食料がどうやって、誰に作られているのか
どうやって運ばれて、どうやって調理されて目の前の食事ができて
いるのか、まるきりわかりません。


「いだだきます」で怒る親は、社会の変化と教育の遅れによって
生み出されたのではないでしょうか。


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