2009年6月1日月曜日

ライフ・クライシスが起こっている

環境過激(?)論者の武田邦彦教授はペットボトルのリサイクルは
無駄で、むしろ環境を破壊するものだと言われています。

詳細な説明は武田教授の著述を参照いただくとして、簡単に言うと
次のようになります。

500ミリリットルのペットボトルのお茶(150円)を買うとすると、
150円のうち、お茶の原価は5円程度、ペットボトルの原価は
10円程度で、利益と人件費を合わせると45円程度。
残りの90円分は、運送費や、不良品廃棄、冷蔵や暖めるための
電気代、売り場の地代などです。

さらに、ペットボトルを作るのにもエネルギーを使っているわけで
使われている原油価格は1円程度。残りの9円分は製造コストです。


リサイクルできるのは、ペットボトルの「容器」部分だけで、
容器をそのままリユースしたとしても、10円分ですから、
6%にしかなりません。


実際には容器を運び、洗浄し、粉砕し、新たな材料に成型するのに
大量のエネルギーを使うのだから、リサイクル率はさらに低下します。


ペットボトルのお茶を販売する時点で多くの資源とエネルギーが
もう返ってこないのだから、その容器だけをリサイクルしても
何の意味もないということです。


そのとおりですね。


ペットボトルを使っている時点でもう取り戻せないものが
多いのに、「リサイクルできるから」とか「水を飲めばアフリカに
井戸ができるから」ペットボトルを飲んでいいと考えるのは
おかしいですし、ましてや、「環境に優しい」飲み物にされるのは
あまりにもひどい誤解です。

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