気がします。
「消費者が欲しがるから、消費者が買ってくれるから、、、」
この理由で企業が活動し、企業を自治体や政府が支えていきます。
消費者が求めているから安く提供しなくては、といいます。
でも、例えば朝食のパンの袋に
「このパンは世界一安いです。なぜなら子供たちに無賃金で強制労働させて作らせ
ているからです。」
と書いてあったら、あなたはそんなパンを買いたいですか?
消費者に都合の悪いことは伝えず、都合のいい希望だけ聞き取って都合よく「消費
者」と呼んでいるのです。
こんな消費者は、ニセモノの「消費者」です。
お菓子や、お小遣いをせびり続ける子供に親や教師はなんと言うでしょうか?
もらったものを平気で捨ててしまうような子供がいたら親や教師はなんと言うで
しょうか?
健康の大切さ、お金の大切さ、作り手の思いなどを「教え」、同じことを繰り返さ
ないように「しつけ」ますよね?
ところが今の日本は消費者に「教育」や「躾」を与えないのです。
欲しがる消費者にはいくらでも、どんな商品でも与えてしまっています。
子供に媚びる親と同じです。
一方、消費者も「知ろう」としません。
安易に信じ込んでしまいます。
本物の「消費者」もニセモノへと堕落していくよう仕込まれているのです。
親は子供にさまざまなシチュエーションで、秩序や礼儀、恥などを教えていきま
す。
子供は「なぜなぜ」攻撃をしながら、自ら学んでいきます。
同じように、政府や官僚や企業は消費者に価値観や文化を教え、しつけ、導く。
消費者は自ら学び、企業や政府に求める。
こういう本物の「消費者」が生まれ、循環すれば、日本は本当に、日本らしい消費
者天国になるのだと思います。
本物の「消費者」を目指しましょう。
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