昨年、個人金融資産は1,500兆円を超えています。
1,500兆円の内訳を見ると、次のようになります。
<table><tr><td>預金</td><td>729</td></tr>
<tr><td>保険準備金</td><td>229</td></tr>
<tr><td>株式</td><td>183</td></tr>
<tr><td>年金準備金</td><td>170</td></tr>
<tr><td>投資信託</td><td> 65</td></tr>
<tr><td>現金 </td><td>45</td></tr>
<tr><td>国債 </td><td>32</td></tr></table>
(※)2006年資金循環統計より(単位:兆円)
このうち使途を理解しているものはどれだけあるでしょう?
株式と現金、投資信託くらいでしょうか。
預金や準備金はそのまま保管されているわけではなく、より利回りの高い先に投資
されていくでしょうから、どこにいくかはわからなくなるのです。
問題は、
1.個人資産の75%に対して無頓着であること
2.その額が、1,000兆円と巨額であること
です。国家を揺るがしかねないほどの巨額の資金を無頓着に運用してしまっている
のです。
しかも銀行は金を預っている意識は小さいでしょう。
金利がこれだけ低くても、資金を預けてくれるのですからいいカモと思っていても
不思議はありません。
また、その巨大な資金は国家予算を簡単に凌ぐ額です。
日本の個人金融資産は世界への影響力が非常に大きいことを知っておかねばなりま
せん。
<strong>路上駐車をしない </strong>