て、あちらこちらで「エコ」の文字が踊るようになっています。
メディアで煽り始めると、身構え始めたくもなります。
温暖化は人間の生活が問題なのだから、何とかしなきゃいけないという意見が多い
中で、疑問の声が上がりはじめるのも当然でしょう。
現在主流の意見は
「温暖化は地球規模で起こっており、その主たる原因は人間起因の温室効果ガスの
排出量が増えたことである。さらに、温室効果ガスのうち最も増加が顕著なのは二
酸化炭素だ。」
というものですが、これに対して、
「そもそも温暖化などしていない」
「温暖化は二酸化炭素のためではない」
「CO2の増加が温暖化を招いたのではなく、温暖化がCO2の増加を招いているだけ
だ」
「コンピュータのシミュレーションは当てにならない」
などなどです。
中には今の生活を変えたくない、とか、今の商売の儲けが減るなど短期的で、感情
的な意見もあるでしょうが、納得できるものもあります。
なぜこんなに意見が分かれるのか。
それは地球や人間の活動があまりにも複雑で、現代の科学では「ある仮定のも
と」でしか解明できないからです。
どちらの理論にも理屈があり、どちらの理論にも欠け落ちているところがあるので
す。
自分たち人間のことすらまだ解明できないのですから、無理はありません。
しかし、気をつけなければいけないのは、欠け落ちた点があるから「科学的根拠が
ない」とか「信頼できるデータではない」などと一刀両断して、その意見を全否定
してしてはならない、ということです。
どちらの理論にも一理あり、これは程度の問題と思わないといけないと思います。
天気予報も同じようにあてになりません。
「雨になるでしょう」は降水確率として表されます。
人によってその対処の程度は違うでしょう。
降水確率が10%だったら傘を持っていく人もいれば、70%でも持っていかない人も
います。
これが、爆弾予報だったら10%でも、何かの対処策を行うのではないでしょうか?
地球温暖化に関する問題についても、科学者はある確率で「地球温暖化はこのまま
では加速し、人類や動植物の生存を脅かす可能性がある」といっています。
これに対してどう予防していくかということが、何より重要です。
地震が起こるかもしれないから、防災用品をそろえておくのと同様に、二酸化炭素
の排出量が増えると、温暖化問題が起こるかもしれないから、二酸化炭素の排出を
減らす方法を探らなければいけないのだと思います。
後世には、温暖化問題は起こらなかった、エセ科学だったといわれるかもしれませ
ん。
しかし起こらないように予防しておかないと、起こったときにどれだけ後世から責
められるかわかりません。
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