日本の年間原油輸入量は2億トンですから、
20万トンタンカーで年間1,000隻分、
毎日約3隻が中東の港を出て、約30日かけて航行します。
つまり、90隻のタンカーが日本の港に向かって順番待ちをしているということで
す。
どんどん日本に運び込まれているイメージできましたか?
運び込まれた石油は電気に代わったり、ガソリンになったり灯油になったりと変化
しますが、日本人が有効利用するのはそのうちの 36% だけです。
毎日3隻入港しますが、そのうち2隻分、年間1,000隻のうち、640隻分は、燃やし
て熱にして、大気に放出してしまっているのです。
なんだかすごくモッタイないと感じませんか?
石油も石炭も地球が何千年もかけて作った資源です。
人間が発見し、使い始めてわずか100年そこそこで、もう枯渇が心配されています。
しかも今までに使ってきたのは、わずか15億人程度の北米、欧州、そして日本の
人々です。
ここ数年で中国やインドの20億人が急速に資源を求め始めています。
せっかくの資源の 2/3 を使い切れずに捨てるような使い方をしているのに、
「もっと資源をよこせ」
「もっと安くしろ」
といっているのは何か違う気がするのです。
そして、そういう姿を、中国やインドに見せるのも、違う気がするのです。
<strong>エコビレッジに住むことを考える </strong>