ないでしょう。
でも、「人に迷惑をかけても気にならない」人は残念ながら増えているようです。
過去日本がどんな状況にあっても、世界から驚嘆を持って「美しい国」とされたの
は、日本人の美徳であり、精神性です。
その精神性は長い年月かけて培われてきたもので、その根幹は「相手のことをおも
んばかる」という精神です。
「人に迷惑をかけない」「人が嫌がることをしてしまったら素直に謝る」
どの家庭でも最初に子供に教えることかもしれません。
ところが、環境や資源のことにいたっては、世界にこれほど迷惑をかけている国も
少ないのです。
地球の裏側で採れた石油や天然ガスなどのエネルギー資源、食料、果ては日本では
豊富な木材や水まで、多くのエネルギーと二酸化炭素を出しながら大量に輸入して
います。
それらを最後の一滴まで大切に「もったいない」と使うならまだいいのですが、大
量に消費して、大量に廃棄するライフスタイルが定着しつつあります。
一滴の石油も無い国とは思えないほど、道路はまるでガソリン天国です。
化石燃料、金属などの資源は枯渇の危機にあり、残せる資源が少なくなっていま
す。
さらに最近では食糧危機も叫ばれ始め、もっと大量の食料を作るために大地を虐め
ています。
戦後のわずか60年の間に地球温暖化がタイムリミットに至るまで、二酸化炭素を排
出しつづけ、もはや次の世代が排出できる余地は残っていません。
果たして、今の生活が、世界の国の人々や、次の世代の子供や孫に「迷惑をかけて
いない」といえるでしょうか?
もし、迷惑をかけていると危険信号を発したのなら、素直に謝り、迷惑をかけない
ように自らを正すことです。
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